不動産と保険は密接な関係にあります。不動産の知識だけでなく保険についても勉強しましょう。住宅に関する主な保険を紹介します。
火災保険
家を購入すると住宅を取り巻くリスクに備えるため、火災保険に加入します。
火災、落雷、ガス爆発などの破裂・爆発、風災・ひょう災または雪災に備えるベーシックな補償のタイプと、ベーシックな補償に加えて水災や盗難などさまざまなリスクを総合的に補償するタイプがあります。
建物と家財
火災保険では、建物と家財を分けて契約することになっています。
建物は契約したが、家財は契約していなかったということがないよう注意してください。
契約金額の設定方法
火災保険の契約金額を設定するには、「再調達価額※」をもとに設定する方法と、「時価※」をもとに設定する方法があります。また、「時価」で契約するときは、契約金額を時価いっぱいに設定しておくことが基本になります(時価を下回って契約した場合は、損害額の全額を賄うことができない場合もあります)。
※「再調達価額」同等の物を新たに建築あるいは購入するのに必要な金額
※「時価」 再調達価額から、年月経過や使用による消耗分(価値が下がった分)を差し引いた金額(時価 = 再調達価額 - 消耗分)
地震保険
地震や噴火、津波による損害に備える保険です。
地震保険は単独では契約できませんので、火災保険にセットして契約する必要があります。